03

どうしたら忘れられるんだろう。どうしたら嫌いになれるんだろう。そんなことばかり考えていた。君のことを私は何も知らなくて。君は私のことなんて知らなくて。いつも私ばっかり好きになってしまうね。

 

19歳の誕生日の日に何かやり残したことはないかと考えたとき、好きな人に好きだと言えなかったことだった。

 

どうして君はそんな顔をするんだろう。
いつもみんなの中心にいて、かっこよくて、優しくて、よく笑ってるのに。時々ね、ひとりでいるとき見たことない顔をしてて。その時はとてもかなしそうで。私は何も知らなくて、何もできない。

 

夢を見た。これは夢の途中。私は君に手を伸ばす。届かないとわかっても手を伸ばす。
夢を見た。涙が出てる。いつものことと言い聞かせて顔を洗う。
私はいつまで夢を見られるかな、いつまで夢の中を歩けるかな、君のいない世界に私の夢はあるのかな

 

知り合いがひとりもいないここで私がここまでがんばれたのは君がいたから、私のことなんてしらない君がいたおかげなのです

 

 

 

iphoneのメモ帳に置き去りにされてた言葉です。日付は去年の12月30日でした。

あまり深い意味はないけれど、展示のコンセプトに近いものがあったのでここに残します。