2019-01-01から1ヶ月間の記事一覧

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私は一度好きになると頭がおかしくなるくらい好きになってしまう。 その人の為ならなんだってやるし、最後には死ねるくらい好きだなんてことまで思ってしまう。 たとえばその人の声が出なくなることがあれば、すぐにでも自分の声帯を差し出す。 私はずっとこ…

08

小さい頃からみんなと同じがあまり好きではなかった。 小学生の頃に仲の良い友達と筆箱を買いにデパートに行ったとき、偶然同じクラスだけど違うグループの少し気の強い子に会ってしまった。 その子に筆箱を買いに来たと言うと「じゃあ3人でおそろいにしよう…

07

小学校6年生の時に友達から「NANA」の1巻を借してもらい放課後に校庭の隅で隠れて読んだ。 それまで少女漫画を読んできた私には少し大人な世界だった。この頃私にとっても東京はとても遠いところであり、いつかこの町を出ようとまではそのとき考えてなかった…

06

何度も地元に帰ってきなよと言われるし、何度もどうして東京にいるのと聞かれる。 いつだって離れることができると思われている。本当のことだから仕方ない。 地元は嫌いではないけれど、私にとってはたまに帰ってくるくらいが丁度よくて、きっとここで暮ら…

05

夢をよくみます。 悪い夢も良い夢も、同じくらいよく。 覚えてる夢がいくつかあって 「久しぶりに見た君はなんだか一人みたいな顔しててさみしそうだった。ほんとうは昔好きだった人を探してたはずなのに、君を見つけたらほっとけなくなってしまった。君に何…